帆布・沖縄アート雑貨の【琉球帆布】公式サイト / 沖縄の風
※上記リンク先では当サイトの支払い方法はご利用いただけません。
綿帆布は平織りで織られた厚手の布で、キャンパス地とも呼ばれています。その名のとおり、帆船の帆として使うために作られたのが始まりで、明治時代には、鉄道貨物のシート、道具袋、テントなど様々な用途に使われており、頑丈さのわりに使い勝手が良いという意味では、定評のある生地の一つです。
洋服でも頑丈さを求められるワークジャケットなどに使われる生地としても知られています。
明治時代以降、安価な外国製の帆布に押され、国産帆布の生産量は減少しましたが、今も高級バッグなどには品質面での評価が高い国産帆布が使われています。 琉球帆布はこの国産帆布を使用しており、もっとも厚手の4号から薄手の11号までを、使途や商品の種類によって使い分けています。
沖縄の戦後復興に大きな役割を果たしてきた繊維産業は、縫製技術の蓄積という財産を残しました。今も那覇市の第一牧志公設市場の周辺には小さな縫製工房が数多くあり、ミシンの軽快な音を響かせています。「琉球帆布」は八重瀬町にある自社工場で型取り・裁断・縫製から検品までの一連の作業を厳しく管理して作られています。
すべての製品に縫い付けられた“琉球ブルー”の織りネームは天然の琉球藍で染めぬいた自慢の作品。手仕事にこだわった「琉球帆布」の品質の証であるとともに、沖縄の伝統技法を称え伝えていく気持ちの表れでもあります。やんばるの豊かな自然のなかにある藍染工房で琉球藍草(キツネノマゴ科)を使い、昔ながらの手染めの技法で仕上げています。