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長い間歌うことを封印してきた。
好きな事を続けながら家庭を守ることは不可能だと思い込んでいた。
音のない生活を送っていた頃、
ふたりの友人に会うために沖縄に来た。
同じ年の友人が私に投げかけてくれた
「どうして歌わないの?」と、いう一言が、
頑なに閉ざしていた歌への気持ちをこじ開けてくれた。
読谷に住む友人は、何も言わずに私を
近くの浜辺へ連れ出してくれた。
その時東京で歌っていた場面を鮮明に思い出した。
「ここでまた歌う」
そう直感した2年後には、家族3人沖縄に移り住んでいた。
沖縄に暮らす人が、自然が、
自分の気持ちに正直にまっすぐ生きることを教えてくれた。
沖縄に来なければ、もう二度と歌うことはなかったし、
こうして夫婦で音楽を作ることもなかった。
これは沖縄が私達にもたらしてくれた
かけがえのないプレゼントだと思った。
Always be thereという曲の最後のフレーズは
琉球音階で締め括られている。
全く意識せずに曲を書いたので、気付いた時、
私達の中に大好きな沖縄が染み込んでいるのを感じ
とても嬉しくなった。
沖縄に来てからあらゆるものとの繋がりを感じ、
調和する喜びを知った。
そんな毎日の中で溢れ出す思いを力一杯歌う事、
それは、かけがえのないプレゼントを
いただいた私達にとって、
感謝の気持ちを伝える為のたったひとつの手段なのだ。
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