2010年より私の故郷、そしてjujumoの由来、数珠の森がある沖縄へと帰って参りました。
今日は、私の原点にもなるお話をひとつ。
私の祖母は沖縄生まれ、沖縄育ち、現在東京在住。
出稼ぎにと家族を引き連れて東京へと出たのは40年程前。
まだドルだった時代だ。
ある時私は、そんな祖母の癖に気がついた。
大抵、孫の誰かが遊びに来た時や、少しお酒が入った時。
何やら口ずさんでいる。
「私は今帰仁ぬ生まれで~・・あの人に出会い~・・♪」
「今日は孫ぬえ~り~が会いに来ま~した~・・♪」(民謡調で。)
といった具合に、即興でうたを歌っていたのだ。
お酒も良い感じに進み、感情は歌となり踊りとなり、
隣にいた巻く音に三味線を弾かせて喜んでいる。
頬を少し赤らめて歌うそのうたは、
私をなんだか懐かしい気分にさせ、
東京の部屋を沖縄の空気へとゆるーく変えていくのだった。
思い起こせば、小さい頃から(erina2歳、泣きわめく私にうたを歌わせると泣き止んだそうな。)私にも常に“うた”がついてまわった。
嬉しい時、悲しい時、悔しい時、泣きながらでもうたを歌った。
気持ちの浄化というのか、発散というのか、絡まる糸が解れていった。
今、祖母を見て思う。
生きた“うた”とは、感情が溢れ出した結果なのであろうと。
発露した感情は、言葉となり、うたとなり、踊りとなる。
私もこれからそんな生き方を、うたを歌っていきたいと思うのです。